ノートパソコンとしてMacBookシリーズを使い続ける一番のメリットが分かった

メインマシンのMacBookのキーボード修理をするために久しぶりに古いMacBook Airを使っています。7年前の機種ということもあり、動作はもっさりしていますが、それでもWindowsを使うよりもだいぶマシです。その理由がわかりました。

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Macをはじめて買ったのはIntel CPUが採用され、OSがUnixベースとなったMac OS X Leopard(10.5)となったのがきっかけでした。2007年10月にリリースされたため、もう10年以上Macを使い続けている計算になります。

Macはエンジニアやデザイナーでは圧倒的なシェアを誇りますが、使っていない人には何が良いのか分からないのではないかと思います。

現在メインマシンとして使用しているMacBookの2017年モデルをキーボード不良のため修理に出したため、代替機としてかなり古い、2011年のMacBook Airを一時帰国の際に持って帰ってきて今もそのマシンで作業しています。

さすがにもっさりする感は否めませんが、それでも動画編集用に使用しているWindowsやサブノートとして使用しているChromebookと比べても圧倒的に安心感があります。

その理由はMacBookシリーズに搭載されているトラックパッドの圧倒的な優秀さにあります。10年以上経っても、トラックパッドの使いやすさは最新のWindowsやChromebookを圧倒しています。トラックパッドになれるとマウスはばからしくて使っていられなくなります。

Macのトラックパッドは何が違うのか?

Macのトラックパッドは10年以上前からマルチタッチに対応しており、2本指でスクロール、4本指でアプリケーション選択など、多くの日常的に使用する機能を呼び出すことができます。

最新のWindowsやChromebookでも同じような機能が実装されていますが、その(ソフトウェア的な)スムーズさや指の引っ掛かりはまったく違います。通常のポイント移動でもMacの方が圧倒的に精度が高く感じられます。

特に最新のWindows機はスペックが高いものについてはCPU処理させるものなどは特に、とてもきびきびと動きます。ただ、WindowsやChromebookを触っているとトラックパッドを触るたびにストレスが溜まります。そのため、特にWindowsではマウスを使いますが、キーボードから手を大きく離さないといけないため、面倒くさくて仕方なくなります。

今回、古い機種を使って改めて確信しました。Macの最大の良さはトラックパッドにあると。

ちなみに、キーボードのすぐ下にトラックパッドがあるから使いやすいので、デスクトップ版でMagic KeyboardとMagic Trackpadをあわせて使うのはまったくおすすめできません。広い画面が必要ならMacBook Proと外部ディスプレイの組み合わせがベストです。

その他のMacのメリット

ちなみに、Macの前はバリバリWindowsとLinuxを使ってきましたが、トラックパッド以外にもメリットは多くあります。

余計なフリーソフトを入れなくて良い

多くの基本的な作業がOSの初期状態で行えます。Windowsはフリーソフトを入れてなんぼですが、カスタマイズは面倒なだけです。

Unix環境が標準で用意されている

標準でsshやbashでのシェルスクリプトなど、サーバの管理等で使用するコマンドが使用できます。WindowsでUnix環境を用意するのは面倒です。

自動で完全なバックアップ

タイムマシンを使用することで意識することなく、最新のフルバックアップを取り続けることができます。High SierraになってからはTime Capsule以外にMacでもバックアップを保管するためのサーバとすることができるようになったため、古いMac等が活用可能です。

バックアップも特に難しいことを考えることなく、オンにすればいつでも好きな状態に戻せるというとてもシンプルな機能です。もちろん、クラウドに保存しているものなどはバックアップの対象から外したりもできるので、適切な設定も可能です。

標準でディスクの暗号化可能

Windowsでも暗号化機能が出てきましたが、Homeエディションではできなかったりと問題が多くあります。Macはだいぶ前から標準です。Macを紛失した場合でも、HDD/SSDを取り出されてデータを吸い出される心配が軽減できます。

AdobeやOfficeは完全互換

ひと昔前のOfficeは怪しいところがありましたが、現在のOfficeはWindowsなどとファイルのやりとりをしてもまったく問題はありません。WordもExcelもPowerPointも、すべて問題なく使用できます。

iPhoneとの相性が抜群

Apple製品の良いところはApple製品が増えてくるとさらに便利になるところです。AirDropでの無線によるファイルのやり取りやログインの二段階認証など、iPhoneを使用しているならMacの方が最大限その良さを引き出せます。

エンジニアやデザイナー以外にもおすすめ

上記で見たようなメリットは、実はエンジニアやデザイナー以外でも享受できる内容がほとんどです。あまりパソコンに強くない営業の方やブロガーの方などは余計なことを考えずに済むというメリットからしてもMacの方が良いと思います。

特に外出が多く、外で作業することが多いひとはトラックパッドによる快適な作業の恩恵も受けられるため、一度使ってみるべきだと思います。普通の使用方法であれば、Chromeをインストールして、Office365をインストールする程度でほとんどのことができるのではないかと思います。

WindowsやChromebookと比較して価格が高いところだけがネックですが、パソコンでの作業が仕事の大部分を占める方であれば検討する価値があると思います。10年以上Macを使ってきて、最近WindowsやChromebookにも触る機会が出てきて、やっぱりまだMac以外は考えられないと痛感させられたため、まだMacBookシリーズを使用したことのない人には強くおすすめしたいと思います。