【観光編】マラッカ完全ガイド【動画・写真大量】

マレーシアの世界遺産であるマラッカ。実際に回ってみて、おすすめの観光スポット等を動画と写真で紹介します。

読了までの目安約12分

目次

マラッカの観光スポットは、オランダ広場やチャイナタウンなどの「中心部」、水上モスクやブキッチナのような「少し離れたエリア」、動物園などの郊外にある「アイル・クロー」に分かれます。

動物園にはマラッカならではのポイントがあるわけでもないため、中心部を外さないようにするのが失敗しないポイントです

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おすすめの観光プラン

まずは天気の良い午前中に水上モスクやオランダ広場周辺を回りましょう。お昼にニョニャ料理を食べて、チャイナタウンの寺院やモスクを回ったら天気もだいぶ悪くなってくる確率が高まってくると思います。雨のときは、カフェでスイーツを食べたり、博物館を回ったり、川沿いを歩いたり、ブキッチナを歩いたり、疲れていたらホテルで休んだりするのが良いと思います。

日が落ちてきて、夕陽が見えそうならホテルの高層階や橋に上がり夕陽を見たりしてからチャイナタウンへ(金土日の夜のみ)。夜店をぶらぶらして、マラッカ・タワーから夜景を見たり、リバークルーズで心地よい風を楽しんだり、川沿いのレストランでゆっくりとご飯を食べたりするのもよい感じです。

何れにしても天気の良い時間に外を回る!これがポイントだと思います。

マラッカ中心部

一番観光客が多いところであるため、人混みが苦手であれば早い時間(9時前ぐらい)から行動すると混雑が避けられます。特に入場手続の必要なところはなく、日本の城跡がある公園を歩いているような感覚です。

オランダ広場

噴水とオランダ広場

噴水、時計塔、スタダイス、キリスト教会に囲まれた小さな広場です。街の中心部にあるため、観光客を中心にいつでも人が絶えません。

オランダ広場のモニュメント
噴水かこのモニュメントの前が一番人気の撮影スポットです。人がいないときは稀なので、空いているときには迷わず写真を撮ってしまいましょう。
オランダ広場の時計塔
それなりに大きいものの存在感はそんなにありません。札幌の時計台のがっかり感と似ているかもしれません。

スタダイス

スタダイスとオランダ広場

オランダ広場の中でも象徴的な建物でマラッカを代表する建造物です。地球の歩き方にはキリスト教会がスタダイスとして写真で紹介されていますが、キリスト教会ではなく、その隣の建物です

1650年にオランダ政府の施設として建てられた建造物で、中には博物館や文学館が入っています。

定休日
月曜日
営業時間
9:00 - 17:30(金曜12:15-14:45は閉館)
料金
大人RM10 / 子供(12歳以下)RM6
公式サイト
http://www.perzim.gov.my/en/
スタダイス沿いに並ぶ土産物屋
建物は長く、教会との間にずらっと土産物屋が並びます。また、スタダイスの入り口付近には観光用の自転車が多く集まります。夜になるとLEDを点灯させるため、面白い風景が見られます。

マラッカ・キリスト教会

マラッカ・キリスト教会

オランダ広場で一番目立つのがこのマラッカ・キリスト教会だと思います。存在感があります。中には正面向かって左の入り口から入ることができます。

定休日
祝日
営業時間
9:00 - 16:30(日曜は 8:00 - 12:30)
料金
無料(寄付)
公式サイト
https://www.christchurchmelaka.com/
マラッカ・キリスト教会内部
内部は厳かで雰囲気があります。装飾は全体的にシンプルです。
マラッカ・キリスト教会内部を外から
オランダ広場側の柵のところから。

セント・ポール教会

セント・ポール教会

丘の上に立つ教会跡地。高さはないものの、夕陽も見られるスポットです。屋外開放型なので自由に見て回れます。石板などは無造作に置かれており、自由な雰囲気です。

定休日
年中無休
営業時間
24時間
料金
無料
セントポール教会左側
壁は残っていますが、扉はないため色々なところから入ることができます。
セントポール教会内部の石板
石板はあちこちに置かれています。
セントポール教会内部の石板
ちゃんと読んでいませんが、石板にも色々なバリエーションがあります。
セントポール教会内部
吹きさらしということもあり、内部はそれなりに遺跡的な雰囲気になっています。
セントポール教会からの景色
高台ということもあり、マラッカ海峡がぎりぎり見えます。木が生い茂っているため、見晴らし自体はそこまで良いわけではありません。

サンチャゴ砦(ファモサ)

サンチャゴ砦

セント・ポール教会からオランダ広場と反対側に降りたところにある史跡。砦の一部として現存している部分です。こちらも自由に入ることができます。

定休日
年中無休
営業時間
24時間
料金
無料
サンチャゴ砦裏側
裏側には説明用の銘板がはめられています。
サンチャゴ砦横側
全体的にこじんまりとしています。

セント・フランシス・ザビエル教会

セント・フランシス・ザビエル教会

街中に立つ1849年に建てられた比較的新しい教会。日本だと歴史で必ず習うフランシスコ・ザビエルとして有名です。純白の教会でパッと目を引く建物です。

定休日
不明
営業時間
不明
料金
無料(寄付)
セント・フランシス・ザビエル教会内部
全体的にマラッカ・キリスト教会よりも大きめです。ディスプレイがあったりと、内部も少し近代的。ステンドグラスが美しいです。
セント・フランシス・ザビエル教会裏側の入り口
裏側の入り口は学校みたいな入り口。
セント・フランシス・ザビエル教会内部
クリスマス前ということもあって、可愛らしいツリーが飾られていました。

その他

付近の道も雰囲気があって面白いです。

オランダ広場の風車
オランダ広場からチャイナタウンに渡る橋のところにある風車。やはりオランダといえば風車ですね。ちなみに、回ってはいません。
オランダ広場の風車
風車の脇からマラッカ川が見えます。
オランダ広場の橋
橋からはリバー・クルーズの船が見えます。思ったよりもスピードが速くて驚きます。特に夕方以降は頻繁に行き来しているので船が全く見えないタイミングの方が珍しいぐらいになります。
サンチャゴ砦周辺
サンチャゴ砦とオランダ広場を結ぶ丘を迂回する遊歩道は出店と博物館が並びます。道は広いものの、自転車タクシーが行き交うため、慌ただしさがあります。
セント・フランシス・ザビエル教会とオランダ広場を結ぶ道路
セント・フランシス・ザビエル教会からオランダ広場は目と鼻の先にありますが、この付近の建物もすべて同じ赤で統一されており、美しい景観が保たれています。

マラッカ川沿いの風景

マラッカといえばマラッカ海峡のイメージが強いものの、街としては川が中心にあります。中心部は川沿いにホテルやレストラン、バーなどが並びます。ほぼ海に近いため、潮の香りが徐々に強くなっていくのも歩いていて楽しいところです。

リバー・クルーズ、マラッカタワー、木造船(海の博物館)など、変わった風景が見られる散歩好きな方におすすめのルートです。

マラッカ川沿いの景色
特に中心部は遊歩道が整備されているため、歩きやすくなっています。
マラッカ川沿いの景色
水辺だと少し涼しく感じられます。夜に散歩しても良い感じです。

マラッカ・リバー・クルーズ

マラッカ・タワー

街の顔でもあるマラッカ川を20-30人乗りのボートで溯上します。行程は全部で約45分です。意外とスピード感があります。揺れは小さいので船に弱い人も大丈夫ではないかと思います。

ストリートアートのエリアを見たり、橋のデザインの違いを楽しんだり。夜なら風が心地良いと思います。

ボートのすれ違い後のうねりで多少の揺れと水しぶきがあります。濡れたくない人は一番前は避けましょう。

定休日
年中無休
営業時間
9:00 - 23:30
料金
大人RM30 / 子供(12歳以下)RM25
公式サイト
http://www.melakarivercruise.my/
リバー・クルーズ中の景色
可愛らしいデザインの橋と教会の雰囲気はマッチします。
リバー・クルーズ中の景色
北に進むに連れて高層ビルなどの近代的な景色が目立ち始めます。
リバー・クルーズ中の景色
どのようなアトラクションかはわかりませんが、水上オートバイ(ジェットスキー)で溯上もできるようです。
リバー・クルーズ中の景色
夜だとこのような景色になります。基本的には暑いこともあり、夜の方が人気です。

マラッカ・タワー

マラッカ・タワー

高さ110mの街のシンボル的なタワーです。

エリア的にはオランダ広場の南側、大通り沿いにあります。中心部からは見つけやすいのでたどりつきやすいと思います。タワーの左手にある建物の入り口でチケットを購入します。なぜかペットボトルの水ももらえました。双眼鏡を借りることもできますが、パスポートを一旦預ける必要が出てくるため躊躇してしまいました。

中心のタワーを背にして、中にはぐるっと椅子が配置されています。回転しながら上昇し、一番上で回転を続け、7分間でちょうど4回転して同じ角度に降りてきます。定員は66名です。

定休日
年中無休
営業時間
10:00 - 23:00
料金
大人RM23 / 子供(12歳以下)RM15
公式サイト
https://menaratamingsari.com/our-attraction/
マラッカタワーからの景色・オランダ広場
小高くなっている部分の一番上にセント・ポール教会が見えます。オランダ広場は木に隠れて見えません。マラッカ・キリスト教会の上端がギリギリ見えるぐらいです。
マラッカタワーからの景色・チャイナタウン
オレンジ色の屋根、同じ向きの建物が並んでいます。写真の右手、中心部の北側は高層ビルが増えます。
マラッカタワーからの景色・マラッカ海峡
マラッカ川とマラッカ海峡。気象条件が揃えば対岸のインドネシアも見えそうな気がします。水上モスクはちょうどホリデイイン方向への延長線上にあり見えません。
マラッカタワーの入り口
入ってすぐ右手にチケットカウンターがあります。そのまま右奥に進み、列に並びます。

ストリートアート

マラッカ川沿いのストリートアートエリア

オランダ広場とチャイナタウンを結ぶ橋の少し北側にある川沿いには建物にアートが描かれたエリアが続きます。川沿いを歩いても楽しいですし、リバー・クルーズからも良く見えるのでざっと雰囲気を感じたい人にはリバー・クルーズでの鑑賞もおすすめです。

ストリートアートエリアへの入り口
チャイナタウンにある青雲亭などの道をマラッカ川に向かって歩いていくとこのエリアにぶつかります。どこか別の国に迷い込んだような風景です。
ストリートアートエリア
川沿いにストリートアートが点在しています。

チャイナタウン

オランダ広場のヨーロッパ的な雰囲気とは対照的なチャイナタウン。オランダ広場のすぐ側の橋を渡るともうチャイナタウンです。

チャイナタウンといえば夜店。金土日の18時以降が一番の賑わいを見せます。

メインのジョンカー通りを一本外すと仏教寺院、モスク、ヒンドゥー寺院が並ぶマレーシアらしい多様性が見えてきます。昼に寺院巡りをして、夕方以降に夜店をぶらつくと楽しいと思います。

チャイナタウンの入り口
夜になると人が一気に増えて、LEDをつけた自転車タクシーも集まってきます。このカオスっぽい雰囲気も魅力です。
チャイナタウンの夜店
狭い道の両側に夜店が並びます。入り口付近はほぼ進まないほどの混雑で、混みすぎて物など見ていられない、買っていられない状況です。
チャイナタウンの入り口(昼間)
日中だと普通のミニ中華街みたいな雰囲気です。

青雲亭(チェン・フー・テン寺院)

青雲亭

1646年に建てられた古い中華系の仏教寺院です。チャイナタウンの端の方にあります。常にお詣りする人が絶えません。

定休日
年中無休
営業時間
7:00-19:00
料金
無料
公式サイト
https://menaratamingsari.com/our-attraction/
青雲亭の門
龍の二次元的な装飾がかっこいい。全体的に中華感が強いです。
青雲亭の内部
まさに老若男女。多くの人がお詣りしています。さすがの中華系も寺院の中では少し静かめです。

カンポン・クリン・モスク

カンポン・クリン・モスク

ちょっと変わったデザインのモスク。青雲亭の並びにあります。

定休日
不明
営業時間
不明
料金
無料
モスクの内部
入る場合には裸足で。貸し出し用のヒジャブも用意されています。女性は髪と肌を隠して入りましょう。

スリ・ポヤタ・ヴィナヤガ・ムーティ寺院

カンポン・クリン・モスク

1781年にマレーシア最古のヒンドゥー寺院。私が行った時には閉まっていましたが、他のブログ等を見ても閉まっていることが多そうです。

定休日
不明
営業時間
不明
料金
無料

ババ&ニョニャ・ヘリテージ博物館

ババ&ニョニャ・ヘリテージ博物館

チャイナタウンのジョンカー通りから一本入った通りにある、中華系の調度品等が見られる民家を改装した博物館です。

定休日
不定休(正月など)
Event Calendar
営業時間
10:00 - 17:00(金土日は18:00まで。最終入場は45分前)
料金
大人RM15 / 子供(12歳以下)RM10
ツアーに参加する場合、大人ひとりあたりRM4
公式サイト
http://babanyonyamuseum.com/

水上モスク(Melaka Straits Mosque)

少し離れたところにありますが、マラッカ海峡に浮かぶ水上モスクはとても美しく、晴れていればぜひ行くべき場所だと思います。

街の南側は埋立地になっており、海辺におりることもできないため、マラッカ海峡を間近で見るという意味でもオススメの場所です。

定休日
不明
営業時間
不明
料金
無料(寄付)
公式サイト
https://menaratamingsari.com/our-attraction/
水上モスク正面
正面入り口です。左右の小さな建物は足洗い場&トイレです。女性で髪や肌を隠すものがないときは、この中でヒジャブを借りることができます。
水上モスクとミナレット
シュッとしたミナレットは高く迫力があります。登れません。
水上モスクの入り口
入り口から反対側のマラッカ海峡まで抜けています。爽快感があります。
水上モスクの内部
ドームは高さがあります。内部はシンプルなデザインで現代的な印象を受けます。
水上モスクの左右の入り口
正面から反時計回りに90度回転した入り口。ステンドグラスが良いアクセントになっています。さらに90度回転したちょうど正面と180度反対の入り口もほぼ同じようなデザインです。
水上モスクを沿岸部から
沿岸部にはベンチが並びます。
水上モスクを対岸から
ちょっと離れたところからは水上に浮かぶ姿が見られます。白と金がベースのモスクに空の青と海の緑が映えます。ここから、ぼーっとモスクとマラッカ海峡を渡る船を眺めるのもおすすめです。

水上モスクへの行き方

ローカルバスもあるようですが、まったく見かけず、本数も少ないのでGrabで行きましょうオランダ広場からRM8程度で行けます。

ブキッチナ(Bukit China / 三宝山)

マラッカ中心部の北東側にある、三宝山(地球の歩き方では「三保山」と誤記)とも呼ばれる小高い丘にある中華系の墓地です。墓地といっても新しいものではなく、15世紀以降の古いお墓の跡、という感じの場所です。荒廃した感じが物悲しくも静かな美しさを感じさせます。

景色はそこまでよくありません。自然がたっぷりのため、蚊も多いです。中華系のツアーには組み込まれている場所のようです。入り口付近ではなぜかフルーツを売る屋台が多く並んでいました。

定休日
年中無休
営業時間
24時間
料金
無料
ブキッチナのフルーツ屋台
マンゴーなど、マレーシアらしい果物が売っています。
ブキッチナのポーサンテン寺院
ブキッチナの麓にある中華系寺院です。規模は小さめです。
ブキッチナのフルーツ屋台
ポー・サン・テン寺院の内部。果物が供えられています。ここで果物を買って供えているのかもしれません。
ブキッチナのスルタンの井戸
現地ではハンリーポーの井戸となっています。地味です。ちなみに、涸れておらず、汲めないようにされているものの、水は多少出ているようでした。

ブキッチナへの行き方

オランダ広場からだと徒歩15分程度です。ただ、歩道が整備されていないため、Grabがオススメです。

動画の撮影ルート

記事にある動画で歩いたルートを地図に落としたのが下記のものです。どのあたりを歩いたのかがよく分かると思うので気になるところがあればこのルートを参考にしてください。