クアラルンプール在住者であれば、日本に帰るときにはANAを使うのが常識だと思っていました。ただ、表面的な安さに釣られてエアアジアで帰国する人もいるようなので、なぜANAにした方が良いのかをまとめたいと思います。

KL発券の場合、航空券の値段自体がほぼ変わらない

日本発券の場合、日本（NRT）→クアラルンプール（KUL）の料金は普通に高いです。LCCであるエアアジアと比べると歴然とした差が出てきます。

ただ、逆ルートのクアラルンプール（KUL）→日本（NRT）の場合、約6割ほどの金額に一気に落ちます。これが旅行者がうらやましがるKL発券のメリットです。

他方、同日程のエアアジアの便です。今日のレートは1RM=26.98円なので45,029円です。

ただ、このままでは7kgの手荷物ひとつしか持ち込めません。もちろん、機内食もありません。20kgの荷物ひとつと機内食1食、座席指定の最安のパックをつけると片道RM142.7ずつかかります。合計すると、52,729円です。この時点ですでに逆転してしまいました。

ANAのKL-羽田便が最安

同一日程の場合、往路羽田・復路成田の組み合わせが一番安くなっています。日本の発着がすべて深夜になってしまうため、少し使いづらいかもしれませんが、料金を重視するならこれも良いと思います。

ANAの航空券はマイルが貯まる

当然ですが、有料で購入した航空券はマイルが貯まります。格安航空券の場合、率は悪くなりますが、30%か50%のレートで貯まります。この日程の場合、往路となる日本行きがWで50%、復路となるKL行きが30%でした。

日本・クアラルンプール間は距離があるため、基本マイルが多いこともあり、往復で2,670マイルも貯まります。

ANAゴールドカードならさらに貯まる

お得なクレジットカードとしても有名な三井住友ANA VISAゴールドカードの場合、ボーナスマイルが25%付与されるため、3,337マイルまで増えます。また、購入時にANAカードで買うと100円あたり2マイル換算となるため、51,940円の場合、1,020マイルがカードから得られます。

一回の往復でもらえるマイルが合計で4,357マイルになります。

30,000マイルでKL成田間の特典航空券と交換できる

ANAカードがない場合、12回になるためちょっと非現実的ですが、ANAカードがある場合には7回で1回分のマイルが貯まるため、家族で帰国する場合にはすぐに貯められるレベルです。

ちなみに、特典航空券の場合、国内の乗り継ぎ部分が無料になります。東京以外に乗り継ぎがある場合にはさらにお得感が高まります。

そもそもANAの方がずっと快適

LCCの中では快適な部類とされるエアアジアですが、さすがにANAとは比べものになりません。飛行時間が6−7時間と短くはないため、快適であることのメリットは小さくありません。

お酒を飲むならさらにお得

ANAならビールなども無料で飲めます。お酒を飲む人にはこれだけでもお得感が高まります。

エアアジアの方が良い場合は羽田がマストな場合ぐらいだが夜到着は微妙

エアアジアのメリットは羽田行きということぐらいしかありません。乗り継ぎする人であればこれはメリットですが、エアアジアの羽田行きは22:30到着予定のため、当日乗り換えは絶望的です。そういう意味ではメリットはないと言っても差し支えないと思います。

ちなみに、JALもクアラルンプール発券だとだいぶ安くなる

ANAの方が安いので言及は避けていましたが、JALもクアラルンプール発券だとかなり安くなります。日本発券の場合、同一日程では12万円以上します。割引率ではANAよりも上ですね。

結論：ANAカードを発行してANAで一時帰国しましょう。

地方の場合、別途考慮は必要ですが、クアラルンプールから一時帰国する場合、ANAの方が圧倒的にお得だと思います。エアアジアしか見ていなかった・・・という人は目を覚ますべきです。

ANAカードがあればボーナスマイルももらえますし、日頃の買い物でマイル調整も可能になるため、発行していない人はぜひ発行すべきカードのひとつだと思います。海外住所では発行できませんが、一時帰国にあわせて実家などの滞在先で発行もできなくはありません。

ANAカードを発行するならカード保有者の紹介がお得

ANAカードはポイントサイト等での掲載がなく、公式で展開している紹介プログラムのみです。もし周りにANA会員がいれば紹介してもらうと両者にとってお得です。もし知り合いがいない場合は喜んで紹介者になりますので、問い合わせからぜひどうぞ。