MRTでは終電前に駅が閉まります。ギリギリの時間になりそうな場合には要注意

クアラルンプールのMRTは終電がちょっと特殊です。終電の時刻以外に、駅の閉鎖時刻というのが終電よりもだいぶ前に設定されています。夜遅くに移動を予定している場合には注意が必要です。ハマりました。

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クアラルンプールで便利で安くて快適な乗り物であるMRTですが、終電と駅が閉まる時間が異なっています

駅が閉まると、どこかにある通り抜け用のドアからのみ出入りが可能になります。ただ、どこにあるかはその駅次第。そのため、大きな駅だとどこにあるのかさっぱりわからないということが出てきます。

ちょっと前にKLIA2からKLセントラルまでバスで帰ってきて、見事にこの罠にハマってしまいMRTに乗れなかったので注意喚起です。

可能であれば駅が閉まる前に入場を

MRTの駅は、平日は23:25から24:00の間に、土日休日は22:55から23:30の間に閉鎖されます。 なお、終電は方向によりますが、Sungai Buloh/Kajangそれぞれの終点に平日は25:00に、土日休日は24:30に着きます。

駅ごとの時刻はこちら から見られます。

終電はそれなりに遅いのに閉まるのがそれなりに早いため、駅閉鎖後のバイパス用出入り口の場所が分からない場合には、駅が閉まる時間を終電と考えておいた方が安心して移動できます。

改札が一つしかない駅であっても、大きな道路をまたいで駅が設置されていることが多いため、ある方向から上がろうとしても入れず、反対に行くにはかなり遠回りを余儀なくされることもあります。

KLセントラル直結のMuzium Negara駅でハマった

KLセントラル駅から通路で接続されているMuzium Negara駅はビルの中を抜けて地下へと降りていきます。このメインともいうべき出入り口が閉鎖されていました。。

エレベーター経由で入れるかと思い、進んでみました。しかし、改札まで進めたものの、改札がすべて進入禁止になっており、駅員もおらず、しぶしぶ他の出口を探しに行きました。

他のビルを経由してやっと外に出て、出入り口を探すも、見つけた二つ目の出口Aにはドアが見つかりませんでした。

消去法的には道路をはさんだ出口Bにバイパス用のドアがあるはずでしたが、反対側に渡る手段が見当たらず、ここで諦めました。

Muzium Negara Exit B
交通量はそこまで多くないですが、片側5車線以上の道路を横断するのはさすがに勇気がいります。

本当に入れるかも謎のまま

MRTのサイトでは、バイパス出口から出られる旨書かれていますが、入れるとは一言も書いていません。そのため、もしかすると駅閉鎖後は入場はできず、出場だけができるという可能性もあります。

Station Closing

Stations closing time will be varies from each station. Once the station roller shutter has been closed, __passenger shall exit the station__ via the “bypass” door. (意訳)駅の閉鎖時刻は駅により異なります。駅のローラーシャッターが閉じられた後、乗客はバイパス用のドアから出るものとします。

(2019年1月1日:追記) 年末年始のカウントダウンでKLCCに行ってきたところ、1時まで臨時のMRTが出ていたため、MRTで帰ってきました。電車はまだまだ最終ではありませんでしたが、改札は入場は許可されておらず、出場のみが可能な状態でした。年末年始の特別対応でこのようになっているかもしれませんが、基本的には駅が閉鎖された後は入場はできず、出場だけが可能と思っておいた方が良さそうです。