博多うどん「麺屋 一優亭」。日本とは業態が異なるものの美味しくてリーズナブル
うどんといえば讃岐うどんという程にコシの強い麺がメジャーになりましたがカレーうどんの場合にはきしめん風の柔らかいうどんの方が合う印象です。博多ではランチメニューとして展開しているメニューをメインに、ブキッビンタンのLot10に2018年9月にオープンしたようです。
目次
博多ではにら饅頭を看板メニューとした居酒屋を2店舗(グループ全体で5店舗)展開している一優亭。Lot10に「麺屋 一優亭」としてランチの人気メニューであるカレーうどんをメインに新規オープンしました。
クアラルンプールでうどんが食べたくなったときにははなまるうどん一択だったところに新たな選択肢が出てきてくれて嬉しい限りです。特に日本風のカレーうどんは貴重であるため、カレーうどんが懐かしい人にはおすすめです。
クアラルンプールに日本食は多くあれど本当の日本の味はなかなか出てきません。やはり安心して日本の味を楽しむなら日本食のチェーン店が鉄板です。クアラルンプールに展開している日本食チェーンをまとめてみました。随時更新中です。
場所
KL中心部のブキッビンタン(Bukit Bingtang)の一番大きな交差点にある Lot10 に入っています。MRTやモノレールで行ってもほぼ濡れることなく移動できる素晴らしい立地です。
伊勢丹ではない部分の4F、フードコート「J’s Gate」の一角に入っています。
メニュー
メインはカレーうどんですが、一般的な出汁のうどんもあります。値段は素のカレーうどんでRM12(約330円)と日本食としては十分にリーズナブルな価格設定です。
トッピングは天ぷら、牛肉、温泉卵と讃岐うどんに近い内容です。
ご飯ものは天丼、チキンカツ丼、牛丼、親子丼とマレーシアらしいハラールなチョイスです。カレーライスもあります。うどんとセットで食べるというサイズではなく、フルサイズです。
日本ではカレーうどんが480円、温泉卵が95円で提供されているため、ベースは現地の物価に合わせ、トッピングでしっかりと利益を出そうとしている構図かと思われます。
参考までに、それぞれトッピングをつけたカレーうどんと天丼に、おかわり自由の緑茶(RM2)でRM57.5(約1,550円)でした。満足感の割に安く、コスパは高いと思います。
総評
全体的に日本クオリティで、出汁がちゃんとしていて美味しいです。提供も早く、カウンターで注文し、フードコートで頼むタイプのため、まさに普段使いに最適なお店です。
たまたま対応してくれた店員さんが日本人んでしたが、現地スタッフのホスピタリティも相対的に高く、気持ちよい対応です。食器も店内も清潔感があります。
カレーうどん
カレーをそのままうどんにかけたような濃い目のカレーうどんです。東京にある古奈屋のカレーうどんと味は異なるものの、粘性は近いものがあります。うどんはきしめんのような平麺で少し厚みがあります。うどんは煮込みうどんのように柔らかめでカレーがよくなじんでいます。そこまで気にしなくてもあまり汁がはねなかった印象です。
カレーは出汁がよく効いています。辛くないけどスパイスがちょっと効いた感じのカレーです。
付け合わせは天かす、ネギ、七味唐辛子。味にアクセントをつけられるため、最後まで飽きずに食べられます。
トッピングにはエビ天ととり天を選択しました。両方ともしっかり揚げたてでした。油もしっかり切ってくれているのでギトギト感もありません。ただ、とり天は見た目の通り、唐揚げかな?という感じでした。もも肉でジューシー感がありました。
天丼
天丼は気持ちご飯少なめですが、日本米でべちゃっとすることなく美味しいご飯です。タレは少し甘めで、天ぷら全体に満遍なく浸したような感じですがサクサク感は残っています。
海老2本、ナス、玉ねぎ、とり天、かぼちゃ、ごぼうが入っていました。とり天はモモっぽいジューシーなタイプでこの日は季節メニューのカニをトッピングしてみました。どれも美味しかったです。
お吸い物は出汁が効いて美味しかったです。関西のうどん出汁のような感じでした。カレーうどんではない出汁タイプのうどんスープなのではないか、という印象です。
漬物は大根(もしくはカブ?)。あっさりとした味わいに酸味控えめで漬物嫌いの自分にはとても相性が良かったです。
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