GrabPayでシンガポール航空のマイル還元率が最大8%以上!どう考えても使うしかない

Grabが猛烈に勧めてくるGrabPayですが、プッシュしているだけあってものすごい還元率が設定されています。ポイントの単位が分かりづらく今まで注目してきませんでしたが、クレジットカードポイントとの二重取りもできますし、使わない理由がありません。

読了までの目安約10分

目次

クアラルンプールでは車を所有していないため、MRT以外での移動はほぼすべてGrabです。地味に3000ポイント近く貯まってきたため、交換できるものを見ていたらものすごい良いものが見つかりました。

シンガポール航空のKrisFlyerマイルです。ゴールド会員で3,000ポイントで300マイル、プラチナ会員で1,400ポイントで160マイルと交換可能です1。他の商品と比較するのは馬鹿らしいほど素晴らしいレートです。

どの程度素晴らしいのか詳細に解説します。

GrabRewadsとは?

Grabを使用したときに表示されるポイントのことです。マレーシアでは、Grabを使用すると、RM1あたり1.5から12ポイント付与されます。

今まではGrabを使用する行為でのみしか付与されませんでしたが、昨今のサービスの多様化に伴い、付与される場面が増えてきました。利用者を増やすためのキャンペーン的な意味合いが強そうですが、ショッピングではRM1あたり10から20ポイント、Grabフード(フードデリバリー)ではRM1あたり3から6ポイント付与されます。

Grabポイントの付与率
複雑そうに見えますが基本のポイントに対してゴールドが1.5倍、プラチナが2倍、GrabPayは現金の3倍になっているだけです。

交換するならKrisFlyerマイルがおすすめ

個人的にはシンガポール航空のKrisFlyerマイルがおすすめです。シンガポール航空はサービスの良さに定評があり、ANAのマイルからわざわざ提携航空会社の航空券発行でシンガポール航空を選ぶ人もいるぐらいです。ただ、日本ではこのKrisFlyerマイルを貯めようと思ってもなかなか貯めるのが難しく、また、そもそもクレジットカード等でのマイル還元率は通常1から2.5%程度がほとんどであるため、GrabPayのような高還元率でKrisFlyerマイルを貯める方法は考えられません。

特に、ファーストクラスやスイートクラスはKrisFlyerマイルを貯めないと発券できないため、一生に一度の贅沢としてスイートを狙う場合にはKrisFlyerマイルを貯めなくてはなりません。

シンガポール航空のスイートはその豪華さで有名で、なんとベット付きという贅沢ぶりです。

シンガポール航空A380のスイートクラス
最新型のエアバスA380のスイートクラスです。二人で予約すれば壁を外してダブルにもできるようです。ちょっと贅沢すぎて意味が分かりません。

KrisFlyerマイルの還元率が最大8.29%+クレジットカードのポイント!

最大1,400ポイントで160マイルと交換できるため、1ポイントあたりのマイルは0.114マイルです。そのため、、、

  • Grabに乗るとRM1あたり、0.171から1.368マイル
  • ショッピングでRM1あたり、1.14から2.28マイル
  • フードデリバリーでRM1あたり、0.342から0.684マイル

円換算の還元率(RM1=27.5円)で考えると、、、

  • Grab:0.63%から4.97%
  • ショッピング:3.64%から8.29%
  • フードデリバリー: 1.25%から2.49%

もらえることになります。特にショッピングでのマイル還元率は衝撃的です。マレーシアのクレジットカードでは、RM1あたり、1.048マイルもらえるAMEXのMaybank 2 Cards Premierが最強です。GrabPayでのショッピングはこの倍以上のレートです。いかにGrabPayのマイル還元率が高いかがわかります。

しかも、GrabPayのポイントはクレジットカードでチャージできるため、クレジットカード使用分も実質的にマイルに還元可能であるため、合計で9から10%程度のマイル還元率を達成できることになります。

GrabのKrisFlyerマイルの交換画面
プラチナ会員の交換レートです。プラチナ会員だとポイントの貯まり方だけでなく、交換レートまで約1.2倍になるものすごい優遇の仕方です。
GrabのKrisFlyerマイルの交換画面
ゴールド会員の交換レートです。現在のところ、上限等の制限も見られません。

↓関連記事

マレーシア/クアラルンプールで発行するクレジットカードはどれがベストか?

マレーシアに長期滞在できるビザができると口座開設とクレジットカードの発行が可能になります。日本同様、クレジットカードは選択肢が非常に多いため、私の調査結果と判断基準を残しておこうと思います。

ポイントを最も効率良くもらうためにはどうすべきか

ポイントを効率良くもらえる条件は限られています。ただ、特に難しい条件があるわけではありません。GrabPayに登録し、GrabPayを使用できるサービスを可能な限り使用する、というだけです。

GrabPayで払えるものはすべてGrabPayで

まず、支払えるものはすべてGrabPayで払うことが前提となります。現金は1/3しかポイントがもらえず、また、ストアでのショッピングやフードデリバリーでは使用できません。

少し前までは日本発行のクレジットカードは登録できませんでしたが、今では問題なく登録できます。もちろん、現地発行のクレジットカードがあればRMで決済できるため、レート的にもさらに得になります。

↓関連記事

Grabで日本発行のクレジットカードが登録できるようになっているようです

かつては現地のクレジットカードがないと登録できなかったGrabですが、いつのまにか日本発行のクレジットカードでも問題なく登録できるようになっていました。登録方法等を解説します。

Grabのランクを上げる

3,500ポイント取得すると最上位のプラチナになります。一段階下のゴールドとプラチナでは1.33倍変わってきますので、まずはプラチナを目指しましょう。プラチナまでに必要なポイント数は3,500ポイントです。ポイントが1.5倍になるゴールドまでの必要ポイント数が900であるため、利用の目安としては下記のようになります(すべてGrabPay前提)。

Grabランクの表
各ランクとポイント数の関係です。Silverは存在意義がほぼありません。

Grabに乗ってランクをあげる

JustGrabを利用することで、RM150分の利用でゴールドランクになります。その後、RM289の利用でプラチナランクになります。

つまり、RM439の利用でプラチナランクまで達成可能です。

なお、JustGrabではなく、通常のGrabモードだとポイントが悪くなるため、なるべくJustGrabを使用するようにしましょう

JustGrabとは
JustGrabは、なんでも良いというようなモードです。理論上は一番早くつかまるモードであり、金額も一番安いため、特に不利益もありません。

ショッピングに使用してランクをあげる

ショッピングでは、RM90の利用でゴールドランクになります。その後、RM174の利用でプラチナランクになります。

つまり、RM264の利用でプラチナランクまで達成可能です。

店舗でのGrab PayはQRコードを利用した決済です。使用方法は下記の記事にまとめてあります。

驚異の還元率を誇るGrabPayの店舗(in-store)での使い方

マレーシアではまだまだ使用されていない感があるQRコード決済。高還元率を誇るGrabPayも店舗で使用する場合はQRコード決済です。慣れていない人向けにどのように使用するのかまとめました。

フードデリバリーでランクをあげる

フードデリバリー(GrabFood)では、RM300の利用でゴールドランクになります。その後、RM578の利用でプラチナランクになります。

つまり、RM878の利用でプラチナランクまで達成可能です。一番ポイント数は貯まりにくいですが、実際の利用場面を考えると、金額が高くなりやすいため、ポイントを貯める手段としてはおすすめです。

ランクの維持は半年単位

Grabのランクは、1月1日から6月30日までのPeriod1、7月1日から12月31日までのPeriod2のそれぞれの期間に貯めたポイント数で決定されます。Period1でのランクは次のPeriod2まで維持されます。そのため、一度プラチナになれば、次の半年もプラチナ(3,500ポイント以上)になるだけのポイントを貯めればプラチナがずっと維持できるようになります。

Grabのステータス維持条件
なお、期間中にゴールド、プラチナと上がった場合には即時にステータスが反映されます。あくまでも次の期間以降もランクを維持するための条件です。

フードデリバリー(GrabFood)は使いやすい

フードデリバリーのGrabFoodは有名なFoodPandaの後発サービスではありますが、宅配費用も掲載店もそこまで大きく変わりません。注文したいお店がGrabFoodにないか確認してみましょう。

ショッピングは使用できるお店がまだまだ少ない

最大のポイント付与率を誇るショッピング(in-store)ですが、まだまだ使用できるお店が少ない状況です。ただ、これから増えていく傾向にはあると思うので、使用できるお店では積極的に使用していきたいところです。

利用可能店舗はこちら から探せます。

GrabPay in-storeの目印
GrabPayのin-storeを示すPOPです。レジや店頭にこれがないか探して見ましょう。

携帯のTop-Upにはポイントがつかない

GrabのトップにあるPrepaidからは携帯のTop-Up(チャージ)ができますが、GrabPayで払ってもポイントはつきませんでした

各キャリアのアプリからTop-Upは簡単にできるため、あえてGrabPayを通すメリットは現在のところなさそうです。

GrabPayからMaxisのトップアップ
Prepaidを選ぶとこの画面に進みます。メリットがまったくないため、クレジットカードを持っていない人向けのサービスとして展開しているような気がします。

飛行機には乗らないという人ならGrabクーポンで最大17.6%還元が狙い目

飛行機に乗らない、他のマイルが有り余っているという方であれば、素直にGrabクーポンに変えてしまうのが良さそうです。

プラチナ会員になるとRM15オフのクーポンが1,690ポイントで最良レートになります2。このクーポンに交換した場合、1ポイントあたりの価値は、RM0.0089(RM1を27.5円として0.24円)です

ただ、ショッピングの場合、RM1で最大20ポイントもらえることを考えると、0.0089 x 20 = 0.178となるため、実質17.8%が還元されることになります。RM5クーポンの場合でも、590ポイントのため、還元率は16.9%になります。

クレジットカードのポイントも付くことを考えると、Grabサービスをよく使う人であれば使わない理由はないぐらい良い還元率が設定されていると思います。

GrabRewardsのGrabバウチャー
ゴールド会員での交換画面です。RM5/10/15と空港用のRM20の4種類です。また、GrabFood用のRM5バウチャーも同じく650ポイントで提供されています。これからバリエーションは増えていきそうです。
GrabRewardsのGrabバウチャー
プラチナ会員の場合、交換レートが優遇されますがRM5のみが約10%の優遇となり、RM15や空港用のRM20などは10ポイント分しか優遇されません。なお、GrabFoodsでのRM5オフクーポンも590ポイントです。

  1. プラチナ会員だとさらに交換レートが良くなることがわかりました(2018年11月19日追記)。ちなみに、3,000ポイントから交換可能となるため、ポイントの繰越ルールからしても、実質的にゴールド会員からの特典であることには変わりありません。
  2. ゴールド会員の場合、1,700ポイントです。RM5クーポンの場合、650ポイントが590ポイントに優遇されていることを考えると、ほぼ優遇幅はありません。