【2018年10月】非居住者が海外から開設可能なビットコイン(仮想通貨)の取引所のまとめ(全13取引所)

マレーシアでは仮想通貨を含め、海外で得た投資に関する利益(キャピタルゲイン)は非課税であるため、投資する環境としては最高です。ただ、仮想通貨はどの国でも問題になっているため、日本の銀行口座で取引できるところを探すのが無難です。非居住者でも開設できる取引所を一通り調べました。

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目次

値動きも話題もだいぶ落ち着いてきたビットコイン。NEMの流出事件等もあり、新規口座の開設状況は一気に状況が変わってきたようです。

マレーシア、シンガポール、香港の銀行は、ビットコインの取引所等との資金移動があると口座が凍結・閉鎖されるという根強い噂があり、こちらの銀行を使用することには二の足を踏んでしまうような状況です。その点、日本は何の問題もなく、入出金はしやすい状況です

もちろん、税金面を考えると日本の取引所で売買はしたくありませんが、海外の取引所に送金するための場所としては活用可能です。

2018年10月現在、ちょうど一通り開設してみたかったので、日本の銀行から入出金可能+日本国内の登録を完了している仮想通貨の取引所+日本の非居住者が開設可能な取引所をまとめました。

なお、私はマレーシアから手続をしていますが、日本の非居住者であれば、どこの国であっても条件は同じです。マレーシア以外に住んでいる人もぜひ参考にしてください。

開設可能な取引所

いままで非居住者でも開設ができていた Zaif や BitFlyer はすでに新規受付を停止しています。他の取引所もいつ開設できなくなるのか分からない+開設は無料であるため、とりあえず開設しておくと安心です。

Liquid by QUOINE(オススメ!)

Liquidの取引画面

QUOINEX という名前で展開していたものが、2018年9月に「Liquid」という名前にブランド名を変更したようです。

現在、日本に本社を移転していますが、シンガポールで設立され、アジア全域を対象として営業をしているようです。

Liquid は現在、非居住者が開設可能+オンラインの手続で開設が完了する唯一の仮想通貨取引所です。

なお、手続は英語で進みますが、後程、設定画面から日本語に画面を変更できます。

登録方法については下記の記事を参照してください。

非居住者が海外から開設できるLiquidとBTCBOXの開設手順

仮想通貨の取引所で日本の非居住者でも口座開設可能なLiquidとBTCBOX。それぞれ必要な書類と登録方法についてまとめました。

BTCBOX

BTCBOXのトップ画面

少し日本語が怪しい中華系っぽい業者です。金融庁への登録も完了しており、また、2014年から営業している古参です。

BTCBOXも数少ない日本の非居住者向けに口座開設を認めている業者です。住所確認はハガキで行われるため、届くまで時間がかかります。

こちらも登録方法については下記の記事を参照してください。

非居住者が海外から開設できるLiquidとBTCBOXの開設手順

仮想通貨の取引所で日本の非居住者でも口座開設可能なLiquidとBTCBOX。それぞれ必要な書類と登録方法についてまとめました。

非居住者が開設できない取引所

下記の取引所は新規口座開設はできるものの、日本の非居住者向けには開設を認めていない取引所です。

DMM Bitcoin

下記の通り国内居住者に限定されています。ちなみに、海外からのアクセス自体を認めておらず、エラーページに飛ばされます。

海外に居住することになった。口座はそのままでいいですか?

口座の解約が必要です。 __当社の口座を開設いただけるのは、日本国内に居住する方という条件がございます__ので、日本国外に居住されることとなった場合は、口座を閉鎖していただく必要がございます。 解約につきましては、お問い合わせより「口座解約について」を選択のうえ、ご依頼をお願いいたします。 なお、解約のご依頼をいただく前に口座残高がない状態になっていることをご確認ください。 https://bitcoin.dmm.com/support/inquiry

GMOコイン

下記の通り国内居住者に限定されています。

海外に在住していますが、口座開設はできますか

__日本国内に居住している個人のお客様のみ__口座開設していただけます。

Bit Trade

下記の通り国内居住者に限定されています。

海外居住者の口座開設は出来ますか?

いいえ、 できません。 __「日本国内に居住されていること」 を条件とさせていただいております__。

Bitbank Trade

下記の通り国内居住者に限定されています。ちなみに、取引所ではありませんが、運営母体が同じ Bitbank も国内居住者のみに限定しています。

利用できる国・地域に制限はありますか?

ご利用は日本国内居住者に限ります。

SBIバーチャル・カレンシーズ

下記の通り国内居住者に限定されています。

口座開設のご注意事項

SBIバーチャル・カレンシーズの口座を開設いただくには、以下の条件が必要です。 * 20歳以上であること * __日本の居住者であること__

BitPoint

FAQ等では明確な記述が確認できませんが、住所が海外から選べません。そのため、日本に住所がない場合には開設を認めていないと考えるべき状況です。

BitPointの選択画面
この先の画面では日本の住所しか選択できません。

フィスコ仮想通貨取引所

FAQ等では明確な記述が確認できませんが、住所が海外から選べず、また、海外の携帯電話は登録できない等から考えると日本に住所がない場合には開設を認めていないと考えるべき状況です。

(2018年10月9日追記) 問い合わせたところ、非居住者は本人確認ができないため登録ができないとのことでした。

新規口座開設停止中

下記の取引所はそもそも新規口座開設ができない状況です。

Zaif

不正流出の影響で2018年9月28日から新規受付を停止中です。

bitFlyer

2018年6月22日に金融庁からの業務改善命令を出されて以来、新規口座開設を停止しています。

Coincheck

不正流出の影響で新規受付を停止中です。

Bitgate

2018年7月31日から新規受付が停止されています。